開発環境の構築 (事前準備)

セミナー中の開発環境を統一するため、Live USBを用います。PC内蔵のHDD/SSDにはインストールせず、USBドライブからUbuntuを起動します。

用意するもの

更新情報

注意

手順

  1. 下記URLから、Ubuntu Linuxのディスクイメージをダウンロードします。(1.2GB)
  2. 下記URLから、Live USB作成ソフトをダウンロードします。

    Windows、Mac OS Xの場合:https://unetbootin.github.io/

    ページ中の、Live USB作成に使用しているPCのOSを選択してください。

    Linux (ubuntu)の場合:下記コマンドを実行 $ sudo apt-get install unetbootin

  3. 事故防止のため、使用しないUSBメモリや、メモリーカードを取り外し、使用するUSBメモリのみを接続します。使用するUSBメモリは、ファイルが入っていない、空の状態にして下さい。
  4. 下記の手順でLive USB作成ソフトを起動します。

    ダウンロードした unetbootin-windows-???.exe(Windowsの場合)を実行します。

    下記、「WindowsによってPCが保護されました」画面が現れた場合は、「実行」ボタンをクリックしてください。

    また、下記のユーザアカウント制御画面が現れた場合、「はい」をクリックしてください。

  5. 下記の手順でLive USBを作成します。

    ダウンロードした unetbootin-windows-???.exe(Windowsの場合)を実行します。

    Unetbootinの画面で、「ディスクイメージ」を選択し、「…」ボタンをクリックして先ほどダウンロードした、ubuntu-rsj2016-s99.iso ファイルを選択します。また、「スペースは、リブートしてもファイルを維持するために使用」欄に「4096」と入力し、「ドライブ」欄で、使用するUSBメモリのドライブ名を選択します。内容を確認後、「OK」をクリックしてください。

    完了まで、しばらく待機します。(USB2.0の場合10分以上、書き込み速度の遅いメモリだと30分程度かかる場合があります。)

    下記の「永続性を設定する」画面で、応答なしと表示される場合がありますが、正常に動作していますので、そのまま待機してください。

    下記画面が表示されれば、「Live USB」の作成は完了です。終了をクリックして下さい。

  6. Live USBから起動するためのBIOSの設定を行います。

    セミナーで使用するPCの電源を切り、下記の手順で作成したLive USBを接続した状態で起動します。起動時に、BIOS設定画面に入ります。PCのメーカー毎に入り方が異なりますので、マニュアル等で確認してください。図はAcerの例です。

    BIOS設定画面に入ったら、起動順(Boot order, Boot priority)の設定で、USBメモリが最優先になるように設定します。 (表示は使用しているPCおよびUSBメモリのメーカーによって異なります。)

    設定を保存して再起動します。

  7. Live USBからセミナーで使用するUbuntuを起動します。

    下記のような選択画面が表示されたら、「Default」または「Try Ubuntu without installing」を選択して、Enterを押してください。

  8. しばらく待って、下記のような画面が表示されれば、セミナーの準備は完了です。初回起動時は、この画面が表示されるまでに時間がかかる場合があります。 HDD/SSDを消去してしまう可能性があるので、ここでは、デスクトップの「Ubuntu 14.04 LTSのインストール」は実行しないように注意して下さい。

トラブルシューティング

うまくいかない場合は、渡辺<atsushi.w at ieee dot org>までお問い合わせ下さい。

上級者向けの設定 PC内蔵のHDD/SSDを消去しても良い場合

PC内蔵のHDD/SSDを消去しても良い場合上には、HDD/SSD にUbuntuをインストールすることでパフォーマンスを向上することができます。「Install Ubuntu 14.04 LTS」をダブルクリックして、画面の指示に従ってインストールを行います。

Windows等と、Ubuntuを併用可能な形でインストールするオプションがありますが、最近のPCでは、Windows向けのセキュリティ関連機能の影響でこの設定が正しく動作しない場合が多くなっています。(正しく追加の設定を行えば、可能です。)そのため、消去しても良い内蔵HDD/SSDを用いて、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」のオプションを使用すると、最も正しく動作する可能性が高くなります。